A

AIH 人工授精

女性の子宮内に人工的に精子を注入して受精させる生殖医療技術

AMH 抗ミュラー管ホルモン

発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣の予備能を知ることができる

Antagonist アンタゴニスト

脳下垂体に作用して、自然排卵を抑制する目的で使われる 

ART 高度生殖補助技術

体外受精・顕微授精・胚移植・卵子や精子の凍結保存など全般を指す

Assisted Hatching 補助孵化療法

受精卵の着床率を上げるために人為的に受精卵を包んでいる透明帯をレーザーなどで切開、あるいは薄くする方法 

B

BBT 基礎体温

体の動きが一番安静な状態にあるときの体温で、早朝、目を覚ましたときに、動かずにそのままの状態で測定する

BMI 体格指数

体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す指数

C

CA125 腫瘍マーカー

卵巣がん、子宮がんに特異な反応を示す腫瘍マーカー。子宮内膜症でも高値となる 

COH 調節卵巣刺激

体外受精において卵胞の発育を見ながら排卵誘発剤を計画的に使用する方法

E

E2 卵胞ホルモン(エストラジオール)

卵胞の発育とともに上昇し、子宮内膜を肥厚させる

ET 胚移植

得られた受精卵を子宮の中に戻すこと

F

FSH 卵胞刺激ホルモン

脳下垂体前葉から分泌されるホルモンで、卵胞を刺激し卵胞の発育を促す

FT 卵管鏡下卵管形成術

卵管が閉塞している場合に、内視鏡下にて卵管にバルーンを挿入し、狭くなった卵管を膨らませ、卵管を広げる方法

G

GnRH 性腺刺激ホルモン放出ホルモン

視床下部から分泌されるホルモンで、脳下垂体に働きかけて卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)の分泌を促す

H

HCG 絨毛性性腺刺激ホルモン

妊娠が成立すると、血中・尿中HCGが上昇する

HMG ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン剤

卵胞の発育・成熟を促す

HOMA-R インスリン抵抗性

血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されるものの、反応せず血液中の糖がうまくとりこまれず、高血糖となるもの

HPV ヒトパピローマウィルス

子宮頚部に感染すると、子宮頸がんに進行することがあるウィルス

HSG 子宮卵管造影検査

子宮頸管の入り口から造影剤を注入し、子宮腔や卵管の形や通過性を見る検査、通常月経直後から排卵までの期間に行う

I

ICSI 顕微授精法

顕微鏡下で細いガラス針を使って精子を卵子の中に注入する方法

IVF 体外受精

卵管や精子に問題があるなどの理由から、採取した卵子と採取した精子を体外で受精させること

L

LH 黄体化ホルモン

卵胞刺激ホルモンとともに卵子の発育や排卵・黄体の形成を促す

LUF 黄体化未破裂卵胞

卵子が卵胞内で十分に成長しているにも関わらず、卵胞が破裂せず排卵できないまま黄体化したもの

O

OHSS 卵巣過剰刺激症候群

排卵誘発により多数の卵胞が発育・排卵することで、卵巣が腫れる・腹水や胸水がたまるなどの症状が見られる

P

PCOS 多嚢胞性卵巣症候群

排卵がうまくできず、卵巣内にたくさんの小嚢胞がある状態。排卵誘発により卵巣過剰刺激症候群を起こしやすい

PRL 乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)

下垂体から分泌され、乳腺に作用する。出産していないのに高値を示す場合は、排卵障害や黄体機能不全・卵の質の低下・着床障害を起こす場合もある

S

SEET法 子宮内膜刺激胚移植法

胚盤胞とそれを培養した培養液を別々に凍結保存し、移植の際、先に培養液を子宮に注入し、その後に胚を移植する方法

SET 単一胚移植

多胎妊娠を防ぐために、胚を1個だけ移植する方法

T

TES 男性ホルモン(テストステロン)

女性ホルモンの産生に欠かせないが、高値を示すと女性ホルモンの産生を抑制する

TESE 精巣精子採取術

射精した精液中に精子が見つからない場合に、精巣内から精子を採取する方法

TSH 甲状腺刺激ホルモン

脳下垂体から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌量を調整する