■時期:9月7日~9月22日


白露は、二十四節気のひとつで、毎年9月上旬ごろに訪れます。
朝晩の気温が下がり、草木に宿る露が白く光ることから「白露」と呼ばれるようになりました。
夏の名残を感じながらも、秋の気配が少しずつ深まっていく時期です。
昼間はまだ暑さが残るものの、朝夕には涼しさが感じられ、体調を崩しやすい季節の変わり目でもあります。
この時期は、冷え対策や心身のケアを意識することで、妊活にもやさしい環境づくりができます。
冷え対策
白露の頃は、昼夜の寒暖差が大きくなり、知らず知らずのうちに身体が冷えやすくなります。特に女性の体は冷えに敏感で、妊活においても「温めること」はとても大切なキーワードです。
おすすめの冷え対策
●朝晩は腹巻きやレッグウォーマーで「三首(首・手首・足首)」を守る
●白湯や生姜入りのお茶で内側から温める
●湯船に浸かる習慣を再開する



自律神経のゆらぎと心のケア
季節の変わり目は、気温や日照時間の変化により、自律神経が乱れやすくなります。白露の頃は、夏の疲れが出やすく、気分が落ち込みやすい方も少なくありません。
心身のバランスを整えましょう
●朝の散歩で太陽の光を浴びる(セロトニンの分泌を促進)
●癒しの香りでリラックス(ラベンダーやベルガモットなどの精油)
●頑張りすぎない日を意識的に作る



秋の七草を知っていますか?
秋の七草とは
秋の七草は、万葉集の歌人・山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ七つの草花で、それぞれが控えめながらも、凛とした美しさを持っています。
春の七草は、食べて(七草がゆ)邪気を払うものですが、秋の七草は、見て季節を感じるものになります。
秋の七草と花言葉

1.萩(はぎ):柔らかな心
2.尾花(おばな):活力・生命力
3.葛(くず):治療・芯の強さ
4.撫子(なでしこ):純愛・可憐
5.女郎花(おみなえし):美人・忍耐
6.藤袴(ふじばかま):優雅・控えめな美
7.桔梗(ききょう):永遠の愛・誠実
山上憶良が詠んだ和歌
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
これぞ我が 心を慰むる花
この歌は、秋の野に咲く花々を一つひとつ数えながら、その美しさに心が癒される様子を詠んだものです。この歌がきっかけで、秋の七草という文化が広まりました。
秋の七草は、古代の人々も心を癒す存在だったのですね・・・
今の私たちも、自然の美しさにそっと寄り添う時間を持ちたいものです。