■時期:1月20日~2月2日
大寒は一年で最も寒さが厳しい時期で、二十四節気の最後にあたります。
厳しい寒さの中では、体が冷えやすく血流も滞りがち。
体を芯から温め、巡りを整えることが、春に向けての体づくりにつながります。
大寒卵や寒しじみなど、この時期ならではの食材も、体を温める味方になってくれます。
大寒卵(だいかんたまご)とは?
「大寒卵」とは、二十四節気の大寒(1月20日頃〜2月初旬)に産まれた卵のことです。
この時期は一年で最も寒く、鶏が産む卵の数が減るため、栄養価が高く、生命力が強いとされています。
縁起物としての背景
●大寒(1月20日前後)は一年で最も寒い時期。この寒さの中で産まれる卵は、鶏の体力や環境の厳しさを乗り越えて生まれた“強い命”とされます。
●古くから「大寒卵を食べると運気が上がる」「健康・子宝に恵まれる」と言われ、縁起物として贈答や祈願に使われてきました。
● 一部の神社では「大寒卵祈祷」が行われ、妊娠・安産祈願の品として授与されることもあります。
妊活とのつながり
●卵はタンパク質・ビタミンE・鉄分・葉酸など妊活に必要な栄養素が豊富で、ホルモンバランスの安定に役立ちます。
●東洋医学では卵は「陽性食品」とされ、体を温める作用があり、冷え対策におすすめです。
大寒卵の入手方法
●イオンなどのスーパー
特設コーナーで販売されることがあります。
●道の駅・農産物直売所
地元養鶏場からの新鮮な卵が並ぶことも。早めの訪問がおすすめです。
●高級スーパー(成城石井・紀ノ国屋など)
数量限定で予約販売されることも。縁起物としてパッケージ化されている場合あります。
●百貨店の催事コーナー
神社で祈祷された卵など、特別感のある商品も登場することがあります。
●オンラインで購入
楽天やAmazon、ふるさと納税の返礼品、養鶏場の通販サイトでも取扱いがあるようです。
購入時期と注意点
●販売期間:毎年1月20日(大寒)前後の1週間程度のみ
●予約制の店舗も多いため、早めの確認が安心です
●賞味期限:冷蔵保存で約2〜3週間
●価格帯:店頭で6個500円〜、通販で10個1,000円〜
※近年の物価高騰の影響で価格が変動する場合があります。ご購入の際は、事前に販売店の情報をご確認ください。
寒しじみ(かんしじみ)
寒ブリは耳にしたことがあると思いますが、寒しじみはご存じですか?
冬の寒さに備えて栄養を蓄えた、旨みの強いしじみのことです。
寒しじみは、鉄分・ビタミンB12が豊富で、血を補い、巡りを整えるサポートに。
また、タウリンが肝機能を助け、ホルモンバランスを整える土台づくりにも。
寒しじみが美味しくなる理由
1.越冬のために栄養を蓄える
しじみは冬になると砂の中にもぐり、寒さに耐えるためにエネルギーを蓄えます。
そのため、身が締まり、旨み成分が増えるのです。
2.旨み成分「コハク酸」がピークに
しじみのだしが美味しいのは、旨み成分であるコハク酸が豊富だから。
寒しじみはこのコハク酸が特に多く、味噌汁にすると香りも旨みも格別です。
3.だしが濃く、香りが良い
夏のしじみは“肝臓に良い”イメージがありますが、冬のしじみは味の濃さが魅力。
寒い朝に飲むしじみ汁は、体の芯から温まります。
お味噌汁が王道ですが、炊き込みご飯や酒蒸しもおススメです。
東洋医学で見る「冬」と「腎」の関係
「腎」は生命力の源
東洋医学では、腎は“生命エネルギーの源”とされ、成長・生殖・ホルモンバランスなどの働きを担っています。
大寒の厳しい寒さは、この腎の力を弱めやすい時期。
体を温めることはもちろん、腎を補う食材(大寒卵・寒しじみ・黒豆・山芋など)を取り入れることで、春に向けての体づくりにつながります。
冬は「腎」を養う季節
冬は自然界がエネルギーを内に蓄える時期。人の体も同様です。
腎は「休むことで回復する」臓でもあるため、睡眠や休息もとても大切。
温めて休むことで腎を養うことにつながります。
冷えや過労は腎を傷つけ、月経不順などの原因になることも。
冬は“静かに力を蓄える”季節。
大寒卵や寒しじみような自然の恵みをいただきながら、腎をいたわり、春に向けて心と体を整えていきましょう。

