Vol.26 脳腸相関

脳腸相関とは、重要な器官である「脳」と「腸」が、お互いに密接に影響を及ぼし合うことを言い、脳(自律神経・内分泌ホルモン)と腸内が相互に密接に関与しているため、脳腸相関と呼ばれています。

昔から、腹が立つ・腹に据えかねる・腹黒い・腹の虫がおさまらない・腹をくくるなど、心とお腹を関連させた言葉があるのも脳腸相関かもしれませんね。

私たちが幸せを感じる神経伝達物質の「セロトニン」は脳と腸の両方で分泌されると言われ、更にこのセロトニンの生成に特定の腸内フローラが関与することが明らかになりました。

腸内フローラとは、腸内に生息している細菌の集団のことで、その働きを高める(ヨーグルト・大豆製品・チーズ)など発酵食品を食べることによって善玉菌を摂取でき、腸内環境を整える効果が期待できます。

セロトニンが正常に作用すると、人は前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康で過ごすことができます。ホルモンバランスにも関与しています。

心と体の安定のためにも発酵食品を意識して摂ってみてはいかがでしょうか?