■時期:8月23日(火)〜 9月6日(日)頃
一年の中で、いちばん長く感じられる夏も、ようやく峠を越える頃。
二十四節気の「処暑」は、暦の上では“暑さが落ち着き始める頃”ですが、実際の日本ではまだ残暑が続き、身体は夏の疲れを抱えたままです。
この“晩夏のゆらぎ”の中で、ふとしただるさや、食欲の低下、むくみ、寝ても疲れが抜けない感覚など、夏の疲れが一気に表に出やすくなります。
夏の終わりに起きやすい不調
● 自律神経の乱れ
冷房と外気温の差、寝苦しい夜の名残などで、身体の調整機能が疲れています。
だるさ、頭痛、気分の落ち込みなどが出やすくなります。
● 胃腸の疲れ
冷たい飲み物や軽い食事が続いたことで、胃腸が弱りやすい時期。
胃腸の疲れは、体力低下やメンタルの不安定にもつながります。
● むくみ・だるさ
水分バランスが乱れ、足の重さや全身のだるさが出やすくなります。
● 睡眠の質の低下
体内リズムが夏のまま残っていると、眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなります。
セロトニンが低下しやすい季節
夏の終わりは、実は セロトニン(幸せホルモン)が低下しやすい季節 と言われています。
セロトニンとは?
セロトニンは、心の安定・睡眠の質・自律神経の調整・ストレス耐性に深く関わる神経伝達物質です。
脳だけでなく、腸で多く作られることも特徴で、「腸は第二の脳」と呼ばれる理由のひとつでもあります。
なぜ夏の終わりに低下しやすいのか?
●暑さで外出が減り、日光を浴びる時間が減る
●冷房と外気温差で自律神経が乱れる
●寝苦しい夜で睡眠の質が落ちる
●胃腸の疲れで腸内環境が乱れる
これらが重なることで、セロトニンの働きが弱まり、気分の落ち込み・だるさ・睡眠の質の低下 につながりやすくなります。
セロトニンを整える生活習慣
● 朝の光を浴びる(10〜15分)
セロトニンのスイッチが入るのは「光」。朝の散歩や、窓際で過ごすだけでもOKです。
● 軽い運動を取り入れる
散歩・軽いストレッチ・咀嚼(よく噛む)一定のリズムを刻む動きは、セロトニン神経を活性化します。
● 腸を整える
腸はセロトニンの大部分を作る場所。温かい汁物や発酵食品を取り入れると、腸が喜びます。
● 食事で栄養を補う
セロトニンの材料となるトリプトファン(必須アミノ酸)を意識的に摂取するよう心がけましょう。
トリプトファンを含む“厳選”食材
トリプトファンは、セロトニンの材料になる必須アミノ酸。身体では作れないため、食事から摂る必要があります。
● 大豆製品(豆腐・納豆・味噌)
胃腸に優しく、消化しやすい。温かい味噌汁は処暑の時期にぴったり。
● 卵
良質なたんぱく質で、調理の幅も広い。半熟や茶碗蒸しなど、胃に負担の少ない形がおすすめ。
● バナナ
手軽で食べやすく、朝の光と組み合わせると相性抜群。
● ナッツ類(少量)
ミネラルも豊富で、間食に最適。ただし食べすぎには注意。
アロマでリラックス
●ラベンダー:リラックス
●ベルガモット:気分の落ち込みに
●オレンジ:前向きな気持ちに
香りは気分転換に役立ちます。
詳しく知りたい方は、アロマ・ミニ講座のブログもぜひご覧ください。
処暑は、夏の疲れが表に出やすい時期です。
自律神経・胃腸・睡眠のケアに加えて、セロトニンを整える習慣を取り入れることで、秋以降の体調がぐっと整いやすくなります。
無理のない範囲で、できることから始めてみてくださいね。

