プレコンセプションケアとは
プレコンセプションケアとは思春期以降の女性と男性が妊娠出産も含めた将来のライフプランを考え、日々の生活や健康と向き合うことです。
バランスの良い食事・適正体重・運動・睡眠・喫煙・飲酒など生活習慣を見直し健康管理をする事で、将来の妊娠出産・年齢とともに訪れる身体の変化・将来生まれてくる子の健康にも役立てることが出来ます。
プレコンセプションケアは現在妊娠を計画しているカップルだけでなくすべての年齢の方にとって大切な取り組みです。
バランスの良い食事
食事制限や偏った食事による栄養不足は貧血や肌荒れ・月経不順や不妊などの原因となります。
タンパク質・カルシウム・ビタミン・食物繊維など不足しがちな栄養素を意識しながら1日3食をきちんと摂るように心がけましょう。
特に葉酸は胎児の細胞分化に不可欠なビタミンで神経管閉鎖障害の予防につながる積極的に摂りたい栄養素で、妊娠中や妊娠を希望する女性は1日400㎍の接種が望ましいとされています。
食事からの摂取は240㎍程度であり、日本産科婦人科学会では妊娠前からの葉酸サプリメントの服用も推奨しています。
適正体重
18~49歳の女性の適正体重の範囲はBMI値で18.5〜24.9です。
やせ・肥満は無月経や妊娠時のリスクにつながりますので、バランスの良い食事や運動を取り入れ適正値に近づけることが大切です。
※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
運動
WHOでは1週間に150分程度の運動を推奨しています。
一日10分歩く時間を増やす、寝る前にストレッチをするなど簡単な事から取り入れてみましょう。
睡眠
中高生は8~10時間、成人は6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保しましょう。
就寝前30分はスマホの使用を控えてみるなど質の良い睡眠を心がけましょう。
喫煙
男女問わず喫煙は流産、早産、低出生体重児などのリスクを高めます。
受動喫煙でも同様のリスクがあるため、妊娠中は周囲の協力も大切です。
飲酒
妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響します。
妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。
健診・ワクチン接種など
HPVは「子宮頸がん」の原因となるウイルスです。主に性交によって感染し、性交経験のある男女の約80%が感染すると言われており、子宮頸がん・陰茎がん・肛門がん・中咽頭がん・尖圭コンジローマなどを発症することがあります。
HPV感染のリスクを防ぐためには男女ともワクチンの接種が有効です。小学6年生から高校1年生相当の女子には公費負担でHPVワクチンの定期接種が行われています。男性への接種は現在定期接種には含まれておらず全ての年齢が任意接種となります。
性交経験のある女性はワクチン接種と合わせて2年に1回の子宮頸がん検診が推奨されています。
妊娠中に風疹にかかると胎児に疾患が生じることがあります(先天性風疹症候群)妊娠を計画している女性はもちろんパートナーや家族も抗体検査を受け必要ならワクチン接種をしておくことが大切です。
チェックシート
プレコンチェックシートがございますので一度ご自身でチェックしてみて下さい。
チェックシートで気になる項目がある方や生理痛や生理不順が気になる方は、仕方ないと諦めず婦人科受診をお勧めします。痛みを軽減したり原因となる疾患が見つかる事もあります。
