マインドフルネスって知っていますか?

「今の自分」を大切にするストレスケア

不妊治療を続けていると終わりが見えない辛さや、周囲との比較から悲観的になりやすいものです。適度なストレスは集中力を高める一方で、溜め込みすぎると心身の不調を招いてしまいます。

そこで、「マインドフルネス」というストレスケアについてご紹介いたします。

マインドフルネスって何?

マインドフルネスの定義はありますが、簡単にいえば「今、目の前にあること」に気持ちを向けること、周囲に振り回されずに「今の自分」を大切にする、といった思考に切り替えることが大切だということです。

特に不妊治療を受けている方は、治療以外のことに目を向ける余裕がなくなりやすく、周囲に評価を気にするあまり自身の気持ちを後回しにする傾向があります。
そんなストレス状態の中で、マインドフルネスによる「本来の自分を見つめ直す作業」を行うことはとても意義のあることです。

自分の良いところ、自分の好きなものなどに目を向けてみましょう。

マインドフルネスを取り入れたストレス低減法

①いい意味で”いい加減”を目指す

何事も”ちゃんと頑張らないと”と無意識に自分に負荷を与えていませんか?100点満点を目指すのではなく、70点でもいいや!と自身に寛容になると他人のミスも許容できるようになります。
手抜きは悪い事ではありません。人生を楽にするために”少しだけ力を抜きましょう”

②すぐに結論を出さない

いつまで悩んでも結論が出ないときは、無理に決断を早めるのではなく、いったん寝かせることも必要です。
ふとしたときに、抱えていた悩みがすんなり解決することもあります。

③否定より肯定の気持ちで取り組む

「どうして私だけ・・・」「どうせダメだ」と否定的に考えると悪い方向に気持ちが引っ張られ、余計な不安を抱えてしまいます。それよりは、前向きに物事をとらえるクセをつけてみましょう。

④気遣いの”しすぎ”をやめる

気遣いは人間関係を円滑にしてくれる一方で、行き過ぎると自分を苦しめることにも繋がります。周囲の空気を読みすぎるあまりに自身の気持ちに蓋をしてしまわないようにしましょう。

⑤他人に期待しない

パートナーや友人に対する「察してほしい」「言わなくても率先してやってほしい」という感情は、それらが裏切られたときに相手への失望や怒りに繋がります。
はじめから期待しなければ、極度にがっかりすることはありません。

⑥自分の心を意識する

体の調子が悪い、気分が優れないというときは身体や心が休みたがっているサインです。
「なんとなくいつもの自分と違うな」という感覚を大切にしましょう。

⑦長く、ゆっくり呼吸する

ストレスを感じると、人間の呼吸というものは浅くなります。緊張やイライラしたときは「ひとまず深呼吸」を意識してみましょう。

おススメ動画(YouTube)

日中の短い休憩時間に、1分間だけでも深呼吸に意識を集中させます。呼吸が深くなることでリラックス効果が得られます。

イライラや不安を解消する呼吸法:Marina Takewaki

3分座ったまま呼吸するだけ。集中力が上がり心が落ち着く瞑想法です。
https://youtu.be/A_9OijBX8Eo?si=uCzKFBK1L5MxTQOv

寝たまま5分 初めての瞑想:Marina Takewaki

寝たままの5分間で、心も体もスッキリ!!自己肯定感を高める習慣づくりにおススメの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=Wx4d1B-Wniw&t=12s

マインドフルネス瞑想:B-Flow(旧 B-Life)

ストレスを軽減し、ポジティブ思考になる動画です。毎日の習慣に取り入れやすい内容なので、初心者の方にもおススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=3RZYY-2fghg